2024年1月5日金曜日

エビフリャーとは言わない

こんばんは、こうちゃんです。

名古屋あるあるというか、
愛知あるあるですが、

エビフライをエビフリャーとは言わない

かつてタモリさんがテレビ番組で、
エビフライ、という単語を名古屋弁風にしたらエビフリャー、というネタを言ったため、
それが広まってしまい、
名古屋では、エビフライのことをエビフリャーと本当に言うと思われてしまいました。

そもそもがエビフライが名古屋名物ですら無かったのに、
この一件から、逆に名古屋名物にしてしまおうとエビフライを推している店が増えた、というのもあるようです。

今ではwikipediaにもこの件がまとめられていて、


エビフリャーは、エビフライを名古屋弁風に訛って表現した単語。名古屋弁で耳に残る「みゃあ」などの語尾の発音を茶化している。

この表現は1980年代初頭にタレントのタモリによって考案されたもので、愛知県名古屋市を揶揄する言葉として、あるいは「名古屋ではエビフライがよく食べられている」というイメージとして広まった。1980年頃はまだ、エビフライが愛知と名古屋の名物という意識はなく、日常的に「エビフリャー」と呼ぶ者もいなかったといわれる。その後エビフライを名古屋名物と勘違いする風潮に飲食業界が着目し、新しいメニューが多く作られていった。月刊誌『潮』は、日本人のブランド志向と権威主義と事大主義の戯画化、と指摘している。

「エビフリャー」の造語はメディアの影響により名古屋に関する嘲笑ネタとして広がりを見せたが、1980年代当時の名古屋はエビフライを名物としておらず、地方からの来訪者がエビフライ専門店を見つけ実物を食することは困難を極めた。


1980年代当時、愛知県民および名古屋人にとってエビフライは一般的な食べ物という意識はなく、「エビフリャー」という言葉を日常的に使用する者はいなかったと言われる。そのため県民の中には一連の風潮をおおらかに受け入れ、冗談と知った上で「エビフリャー」の言葉を使用する者もいた。

その一方で、名古屋を揶揄する風潮に反発し「名古屋弁を馬鹿にしている」 「エビフリャーなんて使わない」「語尾に『みゃあ』などとはつけない」「今の名古屋人は、『みゃあみゃあ』などとは言わない」「ドラマやアニメで『そうだみゃあ』『食べるみゃあ』『違うみゃあ』とか言うけど、あんなの嘘」と猛然と抗議する者もいた。2017年の調査では、50代から70代の名古屋人からは、「ネタ自体はハッキリとは覚えていないものの、タモリが名古屋をネタにして以来、名古屋が見下されるようになった」という意見が複数あった。また同じ調査で30代から40代の名古屋人からは、「かつてタモリの番組を子供が見ると文句を言われた」という主張が複数あった。


愛知県は全国屈指の漁獲量を有する漁業が盛んな地域で、海老煎餅などの菓子や、エビの天ぷらを挟んだ「天むす」のほか、お祝い事の際には海老料理が欠かせず、結婚式の格式をエビフライの数と大きさで決めるなど、無類のエビ好きな県民だった。一方で名古屋市内および県内の一世帯当たりのエビ消費量は全国平均をやや上回る程度であり、1980年代初頭の時点ではエビフライが名古屋名物として紹介される事例はなかった。漫画家の江川達也によればエビは「冠婚葬祭でしか食べられない贅沢品」だった。

1990年(平成2年)にはクルマエビが愛知県・県の魚選定委員会により満場一致で「愛知県の魚」に選定されたが、県の魚に制定された経緯についてはタモリが広めた「エビフリャー」からの影響が指摘されている。なお、エビは節足動物門であって、魚類の属する脊椎動物門ではない。


エビフライをパンに挟んだ「エビドッグ」(金シャチドッグ)
その後、エビフライが名古屋名物と勘違いをされる風潮に飲食業界が着目すると、約30センチの大きさを持つ「ジャンボエビフライ」、エビフライを丼に2本差しドミグラスソースを加えた「しゃちほこ丼」、エビフライをパンに挟んだ「エビドッグ」や「エビサンド」、卵とエビフライを使った「しゃちほこいなり」など店舗ごとに趣向を凝らしたメニューが次々に創作されるようになった。さらにエビフライをかたどった携帯ストラップやぬいぐるみなどのグッズも販売されるなど、名古屋名物の一つとして定着している。


だそうです。
結果、ひとつ名古屋に名物が生まれたと考えると、
このネタも笑い話で済むんじゃないでしょうかね。


こうちゃん

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